
PCSX2のHDテクスチャ置き換えに、ZIPを直接読む処理が追加された。ただし、これは現時点で確認できた開発コード上の変更。安定版にもすでに入った、と決めつけるのは早いぞ。
PS2の画面を高画質化したい人には気になる更新だよなぁ。おいらが一次コードを確認して、何が変わったのか、どこまで言えるのかを分けてみた。
何が更新された?
2026年10月8日(日本時間)に確認できるPCSX2のGitHubコミットには、テクスチャ置換用画像をZIP形式から読み込む実装がある。追加された処理は、PNGやDDSなどの画像ローダーをファイル本体だけでなくアーカイブ内データにも対応させる内容だ。
さらに別のコミットでは、テクスチャ用ディレクトリ直下のゲームのシリアル番号に対応したZIPを探す処理が加わっている。つまり、ただZIP対応と書いて終わりではなく、どこを探すコードなのかまで確認できる。
一次資料:ZIPからのテクスチャ読み込みを追加したコミット / トップレベルZIP対応コミット
従来の導入方法とは何が違う?
従来の基本は、ゲーム別のテクスチャ置換フォルダに画像ファイルを展開して配置する方式。今回の変更では、アーカイブの中身を直接参照できる経路が増えた。大量のファイルを毎回展開する手間を減らせる可能性がある。
ただし、全部のZIPが無条件に読み込める保証はない。中のディレクトリ構造、命名規則、すでに展開したフォルダと併用した場合の優先順位は、導入するビルドの実装・公式説明で確認したい。
基本設定を先に確認するなら、おいらの過去記事PCSX2でHDテクスチャを使う方法が土台になる。今回はそこからの機能差分だよ。
今すぐZIP方式に切り替えるべき?
- まず使用中のPCSX2が安定版か開発版かを確認する。
- 導入前に既存のテクスチャフォルダと設定をバックアップする。
- ZIP方式が実装されたビルドであることを変更履歴から確かめる。
- 読み込まない場合は、ゲームシリアル・ZIP内部構造・既存フォルダとの競合を一つずつ切り分ける。
おいらなら、現在の環境が問題なく動いているなら機能一つのためにすぐ本番環境を上書きしない。開発版の変更は魅力的でも、ゲームごとの動作確認とは別だ。
まだ分かっていないこと
この調査では、Stable版への搭載日、読み込み速度の実測、全パック互換、圧縮形式の細部までは確認できなかった。ZIPから読めるようになったという実装事実と、誰でも同じ手順で使えるという保証は違う。
結論:ZIP対応は確かな開発上の前進。ただし導入前にビルドとバックアップを確認する。ここは慎重でいい。